2020年の東京オリンピックに向けて
さまざまな準備がなされています。
出場選手が身に着ける
ユニフォーム1枚1枚に
その時の最高の技術が活かされるのでしょう。
リオオリンピックで
銅メダルを獲得した
乾友紀子・三井梨紗子をはじめ
日本のシンクロ選手が着ていた水着もそうでした。
手がけたのは、デサントと東レ。
まず、こだわったのは動きやすさと軽量。
通常は3~4枚の生地を重ねた物ですが
ごく一部以外、ほぼ1枚で仕上げたそうです。
けれど、薄ければ薄いほど
濡れると透き通るし
強度も落ちますよね。
見た目以上に動きの激しいシンクロですから
万が一があっては困ります。
しかし、東レの特殊素材が奇跡を起こしました。
ポリエステル原糸を高密度に編み上げ
セラミックを混ぜて光を通しにくくした
2層構造の糸が登場します。
高い強度と光を通さない
そして、表面の手触り感にまで配慮した
新しい生地ができたのです。
また、リオの会場は屋外プールなので
太陽光が降り注ぎます。
「太陽光にも負けない色を出してほしい」という
井村コーチの要望に応え
「手捺染(てなっせん)」で染めることが決定しました。
これは、板張りした生地に
手作業で染料をなでつける伝統技法だそうです。
微妙な濃淡や、細かな調色にも対応できるとのこと。
こうしてでき上がったのが
今までで一番軽くて、高性能の水着。
日本の高技術が
シンクロを支えてくれたのですね。